ピアッザ

地域交流型アプリNo1

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“わかりにくいサービスをどう「認知」させていくかが課題でしたが、このサービスを本当に必要としている方々と直接接点を持つことができ、今後のサービスの改善に向けての新しい気づきをたくさんいただけたので非常にありがたかったです”

東京地下鉄株式会社

東京メトロが仕事と育児の両立を応援するためのワークスペース事業として今年3月に開業した「room Explace」。PIAZZA会員による「託児体験&座談会イベント」で “本音”を知ることができ、ブラッシュアップのヒントなど成果は想像以上だったようです。

お取引企業様

東京地下鉄株式会社

経営企画本部 企業価値創造部 新規事業推進担当 課長補佐

桶田麻衣子さん

新規事業の企画・立ち上げ・運営を担当。2019年3月にオープンした「room1 Explace門前仲町」「room Explace東陽町」をはじめ、子ども向けロボットプログラミング教室、駅ナカのサテライトオフィスなどを手がける。

お取り組み内容

  • 1 近隣にお住まいのワーキングパパ・ママへの認知拡大

    メールマガジンタイアップ

    イベント前に認知を広げる為、中央区・江東・港区のPIAZZA会員に向けメールマガジンを実施。「room Explace門前仲町」「room Explace東陽町」の概要について紹介記事を配信しました。

  • 2 興味関心が高い方へのサービス体験・来店促進

    託児体験&座談会イベント

    「room Explace門前仲町」にて座談会を2回実施。仕事と子育ての現状をヒアリングし、サービスの紹介、施設見学、お子様の託児やキッズスペース利用体験などを実施しました。

  • 3 ニーズ調査・サービス改善

    2での「託児体験&座談会イベント」を通しで、参加者の声を元にニーズを把握 し、今後のサービス改善へと繋げていきました。

インタビュー

わかりにくいサービスをどう「認知」させていくか

「room Explace」の課題についてお聞かせください

今年3月、仕事と育児の両立を応援するためのワークスペース事業として東西線の門前仲町駅と東陽町駅の近くに「room Explace」を開業しました。このエリアの子育て世代に知っていただきたいなと思っており、区の広報誌を見たり、ネット検索したりする中で、地域コミュニティアプリを運営するPIAZZAさんのことを知りました。

実は、弊社では3年ほど前からアクセラレータープログラム(※)を実施しており、PIAZZAさんがエントリーしてくださっていたことも知り、すでにご縁があったんです。
※アクセラレータープログラムとは、大企業のリソースとスタートアップ企業が一緒にサービスの提供や事業の拡大を行う取り組みのこと。

私達はその頃、「room Explace」認知度をどのように高めていくか。これが大きな課題でした。

すでに世の中に普及していてわかりやすいサービスであれば、「これをここでやってます」という訴求の仕方でよいと思うんですが、「キッズスペース併設のコワーキングスペース」はまだ価値が確立していないサービスです。具体的に「この場所はどんな価値を提供してくれる場所なの?」ということをわかりやすく伝える必要があると感じていました。

自前で行っている駅貼りのポスターや中吊り広告は、マスの認知にはとても効果がありますが、具体的なサービスの価値を伝えるのに適した媒体ではありません。

今回、PIAZZAさんに対してもっとも魅力に感じたのは、その街に根付き、その地域で生活している方々のインフラになりつつあるというところです。

SNSなどいろいろな告知宣伝の仕方は世の中にいくつかありますが、弊社この事業の場合、かなりターゲットが明確で「地下鉄の駅の半径5km以内に在住で、未就学児をお持ちの有職のお母さん」を想定しておりました。そういう方に訴求するためには、一番マッチする媒体じゃないかなと思い、ご一緒にやらせていただきたいと思った理由ですね。

こちらの想像以上に、PIAZZAさんの会員のみなさんが弊社のサービスのターゲットに近く、アプリやサービスのアクティブも高かったこともあり、このエリアの方々に認知していただくには「うってつけ」と確信を持ちました。

ターゲットとなるママ・パパの本音が聞けた貴重な機会に

PIAZZAを活用した理由はなんですか?

PIAZZA会員向けにメールマガジンを数千通お送りいただき、弊社サイトにも誘導していただくことで、このエリアにお住まいの顧客として想定している方々に認知を広げられたことが効果のひとつかなと思っております。

座談会ではサービスの価値を届けたいと思っている子育て世代の方々にご参加いただき、みなさまのリアルな声を聞くことができました。

われわれも想定顧客のインタビューはしたのですが、実際にこのエリアに住む方々へのインタビューはできなかったため、本当に地域のニーズに合っているのか正直、不安を抱えながらの開業でした。座談会では、この地域の住む方々の暮らし方、負担に思っていること、解決したいことなどを率直にお話いただけたことで、これまでの仮設の検証にもなりました。

まだ気づいていなかった「価値」に気づくきっかけにも

お取り組みの効果についてお聞かせください

最初は「お子様を預かる」「お子様と離れて集中できる時間」に価値を感じてもらえるのではないかと思っていました。それもそうなんですが、「託児付きキッズスペース」にも興味を持っている方々が非常に多いことがわかりました。

「習いごとをさせたいけど、上の子との兼ね合いでなかなか行けない」。そういう方が自分の仕事の都合だけでなく、お子様の習いごとのついでに利用できたら有益な時間の使い方ができる。われわれ自身がまだ気づいていなかった価値に気づけたことも大きな収穫でした。

料金設定に関しても、それぞれ事情が異なるユーザーさんのご意見やご希望を知ることで、より想定するターゲットの幅が広がりました。あまり固定的に考えずに、いろいろな属性の方、状況にある方の利用を想定して、見直すというよりもバリエーションを増やしていく必要があるなと感じました。

PIAZZAさんのおかげで、このサービスを本当に必要としている方々と直接接点を持つことができ、今後のサービスの改善に向けての新しい気づきをたくさんいただけたので非常にありがたかったです。

地域の子育て世代の「今」を知るために一緒に取り組んでいきたい

今後のPIAZZAの活用についてお聞かせください

このサービスは固定的なものではなく、社会の変化に合わせて、どんどんバージョンアップし、ブラッシュアップしていくものだと考えております。子育て世代が集まるPIAZZAさんは欠かせない存在です。

会員のみなさんに定期的にアンケートを実施したり、今回の座談会のように直接インタビューさせていただりして、「今」の実態のニーズと合っているのか、合わせるためには何が必要なのかというところは継続的に取り組んでいきたいなと考えています。

それからもうひとつ。いま拠点を構えている門前仲町と東陽町の地域のために役に立っていきたいという思いがあります。例えば、PIAZZAさんの会員の方がこのエリアでイベントをする際に会場として利用していただくなど、地域のために一緒に取り組んでいける試みが一緒にできたら、すごく面白いなと思っております。

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